暑い時期ですが、さらに暑くなる「アツい映画」を観てきました。
「侍タイムスリッパー」
北米最大のジャンル映画祭「ファンタジア国際映画祭」オフィシャルセレクションに、「A SAMURAI IN TIME」というタイトル名で選出された作品で、観客賞金賞を受賞しています。
この「侍タイムスリッパー」は、雷に打たれて現代の時代劇撮影所にタイムスリップしてしまった、幕末の会津藩士が「斬られ役」として活躍するというチャンバラ活劇です。
斬られ役といえば「福本清三」さんでしたが、福本さんの初主演作「太秦ライムライト」も、このファンタジア国際映画祭で作品賞をとりました。
ところで、この「太秦ライムライト」は、何かに行き詰った時に観てみることをオススメする映画の一つです。
まるでドキュメンタリー作品のようにウソがない映画で、この映画のサブタイトル「どこかで誰かがみている」といってるように、一生懸命やり続けることが大事だよ、と勇気がもらえる作品です。
今回観てきた「侍タイムスリッパー」は、同じチャンバラジャンル(しかも同じ斬られ役)ですが、太秦ライムライトとはまた違う「勇気」がもらえます。
個人的な感想ですが、現代ではすっかり廃れてしまった時代劇撮影所の情熱と、武士の意地というか「侍スピリッツ」が重なって、すこぶるアツい映画でした。
文句ナシに楽しめましたし、福本さんにも出演して欲しかった映画です。
※ 福本さんは「ラストサムライ」の寡黙な侍(ボブ)の役も良かったですね。
※ 「侍タイムスリッパー」は「カメ止め(カメラを止めるな!)」と同じく、自主製作で挑んで小規模劇場公開の映画です。カメ止めのようにブームになったらいいですね。