最近、読む本のキッカケになるのはSNSの投稿が多いです。
「ものすごい本だ!」と入れ替わり立ち替わり絶賛しているのを目にして、これは買わないといけないw
そう観念して手に取ったのが「対馬の海に沈む」
この本の世界を映画化したら、アタルはず!
そう思わせる傑作でした。
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窪田新之助著『対馬の海に沈む』(集英社)を読了。ものすごい事件ノンフィクションだった。JA対馬で総額22億円を詐取し最後に自死したとみられる”天才犯罪者”西山義治。彼がいかにしてJA対馬を闇支配し、自分の「軍団」を築いていったのか、執念の取材で明らかにする。いやあ、凄かった。 pic.twitter.com/yhLe93AHZD
— 高野秀行 (@daruma1021) December 13, 2024
『対馬の海に沈む』
窪田新之助 著 #読了巨額の横領の疑いがあった男の溺死。その真相に迫るノンフィクション。
何度も告発されそうになったのに揉み消されていた。自らの懐に入れるだけでなく、いい思いをした人々もいたから彼だけが悪いとは言い切れない。
闇の深さは計り知れない。 pic.twitter.com/XAcjVqgRfQ— あおい@読書垢 (@aoi00055) January 22, 2025
今年の集英社出版4賞の贈賞式で選評を聞き、気になったので『対馬の海に沈む』を読みました。人口わずか3万人の離島で日本一の成績をあげたJAの職員によるおよそ22億円の横領事件の真相に迫るノンフィクション。まずその手口に驚き、人間の闇の底知れなさに触れ慄き、最後は切なくもなりました。 pic.twitter.com/IexJDuFowW
— 大谷朝子 (@asakoootani) December 27, 2024
JA対馬で実際に起きた横領事件と、JS対馬のトップ営業マン西山の不審死。とても一人で着服できる金額でないのに、裁判でも報道でも不審死した西山の単独犯行で処理。
そんな状況に納得できない著者が執念深く取材を重ねて、事件の真相に迫っていくというのがザックリした内容です。
事なかれ主義、ムラ社会、隠ぺい体質、仲間への思い・・・
そんなあらゆる要素が詰まった本です。
これって、日本のどこでも目にする状況ではないでしょうか。
だから、すごく本の世界に入り込んでしまうし、読む人はそれぞれの頭の中で映像化(映画化)してしまうはずです。
そんな内容の重さやページの分厚さにもかかわらず、急き立てられるように読んでしまうのが「対馬の海に沈む」
悪とは?
善とは?
これが、この「対馬の海に沈む」を読み終えた人が考えてしまうテーマでしょうね。
映画化される内容、テーマが盛り込まれた作品
手に取るべし!
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